2024年あと数日で終わる。人工透析を始めて8年が経過し9年目に突入した。
透析導入になるまで13年。定期的な通院が続き、毎回大量の薬が処方され、途中何度か入院し、癌も見つかり手術も経験した。
若かったからかもしれないが、当時のほうが時間が長くしんどいと感じることが多かったように思う。透析導入後の8年は瞬く間に過ぎた。
いまでも導入時の喪失感や初めて穿刺してもらったこと、定期通院するクリニック探しのことがつい先日のことのように感じられる。
正直言って人工透析は嫌だった。導入と共に腎臓移植希望登録も済ませた。
こちらの待機期間も8年が過ぎ、9年目を迎えたことになる。
毎年、採血キットが送られてくる。採血が済むと定期の診察。さらに更新費用の5000円を支払う。腎臓移植の待機期間は平均14年9ヶ月だそうだ。コロナを挟んだので待機期間も伸びているだろうが。
臓器移植と言っても簡単ではない。
献腎移植はドナーの方がいて、さらに適合しないと対象者にならない。
対象者となった時に私も健康な状態でなければならない。
医療機関側のタイミングや都合もあるだろう。
コロナ禍のような社会情勢でも手術は難しいだろう。
わがままは言えないが、できることなら現役で働けている間に臓器移植を願いたい。確率統計の神が微笑んでくれれば、あと6年以内に叶うはず。
期待しないで2025年も体調を整えて待機したいと思う。
END